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眩しい青春にパンツァーフォー!「 ガールズ&パンツァー」視聴感想

ガルパンはいいぞ。

戦車と女子高生

ガルパンといえば戦車は外せない。

まず世界観からしてぶっ飛んでるのが印象的で、一気に興味を惹かれます。

 

戦車で戦う「戦車道」が乙女のたしなみ?

市街地で戦車を走らせ、実弾をぶっ放す?

 

このぶっ飛んだ世界観を違和感なく魅せてくるのがガルパンのすごいところ。

「戦車」というワードは戦争など暗いイメージがありますが、ガルパンはそれを全く感じさせない。

かわいらしい女子高生、デコられた戦車、まるで運動会のような劇中曲。

ガルパンは戦車道を楽しいエンターテインメントとして昇華し、まるでテーマパークにきたかのように錯覚させてくれます。

眩しい青春

ガルパンは青春が眩しい。

 

戦車道をやりたくないから大洗学園にきたというみほに戦車道をやらせようとする生徒会。

そんな生徒会に対して本気で怒ってくれる沙織と華さんが優しすぎた。

二人とも戦車道を選んでいたのに、みほが違う科目を選んだと知るや否や自分たちもみほと同じ科目に合わせる。

さらに、黒森峰学園に「戦車道を穢されたくない」と言われた時にはみほ以外の全員が怒るという展開に。

おっさん、こんなまっすぐな友情を見せられたら涙出てきちゃうよ…。

みほが弱ってる時にはみんなが寄り添ってくれるし、みんなが弱ってる時はみほが元気づけてくれる(あんこう踊りで)

この友情が戦車道を通じて育まれ、そして活かされるという展開が1クールという尺の中でテンポよく描かれる。

これこそガルパンの魅力の一つです!

女子高生ならではの「抜け感」

あと、ガルパンっていい意味で「抜けてる」のがいいんですよね。

 

例えばチーム名。

ウサギさんチーム、あんこうチーム、カモさんチーム…。

 

まるで保育園の組かな?と思わせられるチーム名が緩くていいですよね。

みほが発案する作戦名も同様で、「こそこそ作戦」とか「おちょくり作戦」とかお遊戯みたいな名前なのがいいです。

 

このおかげでシリアスな展開でも重苦しくならず安心してみることが出来ます。

まるで異種格闘技な組み合わせ

各チームが個性的で印象に残るのもいいですね。

バレー部、生徒会、風紀委員、歴女etc…。

 

戦車と何の関係があるの?と言いたくなるようなラインナップだけど、その意外性が面白いし戦い方にも反映されているのが見ていて楽しい。

例えば、バレー部の戦い方。

 

聖グロリアーナ戦では発煙筒をスパイクして視界を遮るとか滅茶苦茶だけどバレー部らしい戦い方をしていたのが面白かった。

みんな戦車道は始めたてだから練度は高くないんだけど、各チームが自分の役割を果たそうと頑張っているところが応援したくなる。

 

特にウサギさんチームの成長には感動すら覚えた。

最初は怖くて逃げだしていたのに、重戦車相手に立ち向かったり、観覧車アタックで味方の窮地を救ったり…。

おっさん年だからそういう描写に弱いのよ。

「自分たちにできることはなんだろう」

彼女達なりに考えて、努力して、身の丈に合った方法で戦う。

 

王道じゃありませんか。

戦車×美少女という王道とは言えないテーマで戦っているものの、物語の王道は外さない。

 

だからガルパンは面白い。

自由な発想の戦車戦

戦闘描写も自由な発想で面白い。

通信衛星を使っての通信傍受を逆手に取って、無線では嘘の進軍情報を流して本当の進軍情報はメールで伝達するというのが面白かった。

これは序盤で沙織が言っていた「メール打つの早いよ」という特技にも繋がっていたのが良かった。

 

あと、戦車の上に乗っかって砲塔の回転を阻止するとか滅茶苦茶な発想の戦い方があったのも面白かった。

これは劇場版の話になるけど、戦車を踏み台にしてジャンプしたり、ジェットコースターの上でカーチェイス(?)を繰り広げたり、観覧車で攻撃したり、普通じゃ思いつかないような奇想天外な戦いで魅せてくれるのがガルパンの魅力。

そういう意味では「自由な発想」が大きなテーマとなっているガンダムBFにも通じるところを感じた。

こだわり抜かれた音響

ガルパンがすごいのは戦闘描写だけじゃない。

こだわり抜かれた音響も魅力…というか、こだわってるどころの話ではない気もする。

 

戦車素人でもわかったのが、戦車ごとに駆動音や砲撃時の音が違うということ。

ズドーン!と腹にくる重低音を響かせる戦車もあれば、ポーン!と軽めの高音の戦車もある。

そうした戦車ごとの特色が現れているのがまずすごい。

ただ、ガルパンのこだわりはそうしたマニアックなところだけではない。

戦車が道路を駆け抜ける音、岩を砕く音、地面を削る音、ドリフト時のギギギギ!という音…。

ありとあらゆる効果音がリアルに再現されていて臨場感がヤバい。

語彙力がなくて申し訳ないが臨場感がヤバいという一言に尽きる。

 

オーディオマニアでも何でもない私がヤバいと感じるくらいにはヤバい。

これは同じ音響監督のプラネット・ウィズやシドニアの騎士も同様。

 

そして音楽も素晴らしい。

まるで運動会に来たかのような楽しげな曲が流れ、戦車たちの行進を彩る。

この楽曲群のおかげで戦車戦が重苦しくなりすぎずエンターテイメントになっている。

ただ、緊迫するシーンではそれが伝わってくる楽曲が流れて手に汗握る。

緩急の付け方がとてもうまくて、見ていて飽きることがない。

個性が強いキャラクター

ここにきてかよって感じですが、キャラもめちゃくちゃいいです。

特に好きなのがダージリン。

ことあるごとにイギリスの格言を引き合いに出すけど、あんた日本人だから!横浜出身だから!

言わずもがな西住殿を始めとするあんこうチームはみんな好き。

というか大洗女子学園のメンツはみんな好き。

 

あと、劇場版キャラのアリスもめっちゃかわいいし、ミカさんはダージリンに次ぐ面白枠で何とも言えない面白さだった。

ガルパンは全体的にキャラの個性付けが強くて見ていて楽しい。

まとめ:ガルパンおじさんになった

実は劇場版含めて見るのは2回目なんですけど、やっぱりいい作品ですね。

一応スパロボブログらしいことを言っておくと、Vita版ガルパンゲームの開発はスパロボOGでお馴染みのトーセです。

まあ、PS4版のほうが評価は高いですが!

 

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