最近ではOGのキャラが参戦することも増えたスパクロ。
最初は機体だけ参戦だったのが、登場作品のシナリオを再現したものも増えてきました。これは、そのOGキャラが登場するスパロボに出ていた版権キャラが数多く揃うスパクロだからこそできることです。
と、いうことは。
過去のシナリオをなぞるだけでなく、「新作エピソードを作ることも可能」ではないでしょうか?
どんなエピソードが考えられるか?
新作エピソードと言っても色々あります。各シナリオの合間を描くエピソード、最近ではお馴染みになったDLCシナリオのような小話、スパロボTのエキスパンション・パックのような後日談…と、そのバリエーションは多岐に渡ります。
各シナリオの合間を描くエピソード
各シナリオの合間を描くエピソードは、ファンからすれば当時を懐かしむことが出来ると同時に、昔好きだったキャラに新たな物語が生まれる、止まっていた時が動き出すというスパロボの魅力を体現したような体験ができます。
DLCシナリオのような小話
DLCシナリオのような小話も同じですね。「小話だったら、スパクロのイベントシナリオと変わらないんじゃないの?」と思うかもしれません。確かに、それは一理あります。ですが、明確に違う点があります。それは「キャラの関係性」です。
スパロボでは、同じ作品が参戦していても、キャラの関係性というのは全く違ったものになることがあります。
例えば、Gガンとガンソードを例にとってみましょう。
スパロボT:
復讐に囚われ周りが見えなくなっているヴァンを、かつての自分と重ねたドモンが心配する。
スパクロ:
ヴァンのエレナへの熱い想いを間近にし、ドモンが気づきを得る。
両者の違いがわかりますでしょうか?スパロボTではドモンが先輩、スパクロではヴァンが先輩のような立ち位置になっているのです。
また、その過程で育まれた関係も大きな魅力です。
このように、同じ参戦作品、同じキャラ同士でも全く異なる展開や関係性を生み出すのがスパロボです。
話を戻しましょう。過去のスパロボの新作エピソードを作るということは、その時築かれた独自の関係を引き継げるということです。
これが従来のスパクロのイベントシナリオとは異なる点であり、最大のメリットです。
後日談
後日譚については、Tのような長編をスパクロでやるのは難しそうです。スパクロは短編形式ですからね。
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しかし、やりようはあります。
一つは、イベントを第〇〇弾と区切ることで分割すること。アイマスやサクラ大戦コラボが該当しますね。これならば、「あの時戦いは終わったはずなのに…」的な導入から始まる長い話になっても問題なさそうです。
もう一つは、ほぼ戦闘のないエピローグ的な内容。
最近のスパクロでは戦闘がないシナリオもあり、同窓会的な内容をやるのにぴったりです。スパロボUX組のその後とか、気になりません?
続編を出すことは出来なくても、1エピソードを切り抜けるスパクロであれば新たな物語を紡ぐことが出来るのです。
結構現実的かつ需要があると思うのですが、どうでしょうか?今後実現すると嬉しいですね。