ガンダム以外のロボアニメが見たい!
…けど、何がオススメかわからない。
そんな人に、スパロボからロボアニメにハマった私がDアニメで見れる「ガンダム以外」のおすすめロボアニメをご紹介。今回は「サンライズ」というロボアニメ界の覇王とも呼べるアニメスタジオの作品をピックアップして紹介していきます。
31日間見放題無料お試し体験ができるので、気に入った作品があれば気軽に見てほしい。
革命機ヴァルヴレイヴ
超クールなロボットと超クールなキャラデザと超クールな主題歌の3種の神器が揃った最強のロボアニメ。1話を見ていただければ、必ずこの3種の神器を実感できる。また、ロボアニメの覇王たるサンライズだけあって、その戦闘描写はこれまでのノウハウが蓄積されているんだろうなと思わされるものばかり。
1話を例に挙げよう。熟練のパイロットが超ハイスペック特機に技量で対等に渡り合う展開を魅せてくれる。刀を抜くと見せかけてフェイントで硬質残光を放つハルトに対し、高機動戦闘中に一瞬の判断でそれを防ぐ熟練パイロットが凄すぎる。
説明はされていないが、初めて見る「硬質残光」という未知に対し瞬時に対応しているのは「これまで数多くの修羅場を潜り抜けてきたんだろう」と想像させてくれる。1話からこんな描写をしてくるロボアニメには信頼しかない。
ところで、タイトルの革命ってなに?だって?そんなものは決まっている。「ハラキリブレード」だ。侍をモチーフとしたロボットは数あれど、ピンチ時の「切腹=腹切り」をそのまま期待特性に落とし込むのは異質だし、それをかっこよく見せてしまうのはまさしく革命。革命をLets Shoutしようぜ!
THE ビッグオー
サンライズ作品の中でも特に独特の味を持つのがこの作品だ。
まず、そのビジュアルに惹かれたという人はそのまま視聴に進んでほしい。きっと期待を裏切らないはずだ。
物語は基本的に1話完結となっており、気軽に見ることが出来る。流れとしては、主人公・ロジャーが依頼を受ける→謎を見つける→解決するといった具合だ。
その中で「ビッグオー」という巨大ロボットが出てくるのだが、その戦闘描写がたまらない。アニメでありながら「ウルトラマン」のような特撮を意識した描写や劇伴が特徴的。
また、武骨なデザインでありながら多彩な武器をその内部に秘めているビッグオーにはロマンを感じる。
だが、一番魅力に感じているのはコックピットだ。
もう何も言うまい。君はビッグオーを見てもいいし、見なくても良い。それが自由というものだ。
コードギアス
言わずとしれた名作。20代くらいだと、「ガンダム以外のロボアニメ」と言われて、マクロスの次くらいに出てくるんじゃないだろうか。
「ギアス」という異能の力をテーマにしたシリアスな物語、手書き2Dで描かれる緻密で迫力のナイトメア戦、物語を彩る素晴らしいBGM…と、語ればキリがないのだが、その中でも特に重要なのがC.Cという存在だ。
C.Cのビジュアルにビビッときたら1話を見ろ。声を聞き、ハマったなら2話を見ろ。もう君はC.Cの虜のはず。そのまま全話見て、復活のルルーシュも見よう。ラストシーンでは涙を浮かべているはずだ。
クロスアンジュ
キービジュアルを見てわかる通り、この作品の主人公は女性だ。短くも美しい金髪、強い意志を感じさせる深紅の瞳、スラッとしつつもメリハリのある身体…。この作品は、彼女のように強く美しい女性が数多く登場するし、少しスケベな要素もある。紳士諸君にはそうした要素も是非楽しんでいただきたい。楽しめるなら
だが、この作品の魅力はそれだけではない。やはり、皇族を思わせるラグナメイルのデザインと、そのギミック・戦い方に注目してほしい。個人的には凍結バレットが大好きだ。ちなみに、この作品での推しはサラマンマンことサラ子だ。覚えておくように。
聖戦士ダンバイン
異世界転生(主人公は「転生」してないけど)の祖と言われていたりいなかったりする、ガンダムの富野由悠季氏が手掛けたファンタジーロボットアニメ。
「30年も前のアニメかよ」と思った人も多いだろう。だが、ちょっと待ってほしい。真に面白いアニメとは、時代を超えて楽しめるものだと、みんな知ってるはずだ。今見てもラピュタは面白いだろう?それと同じだ。
端的に魅力を話すと、やはり生物をモチーフにしたメカデザインが目を引くだろう。主人公機であるダンバインはもちろん、ボチューンやドラムロといった個性派揃い。ぜひ毛嫌いせず楽しんでもらいたい作品だ。
バディ・コンプレックス
バディと付いている通り、主人公とそのバディに焦点が当てられている。2人の関係性が徐々に変化していき、不信感が信頼に、やがて友情へと変わっていく過程が丁寧に描かれている。ツンデレディオをすこれ。また、ロボアニメ好きとして一番推したい要素が固有名詞だ。
「カップリング」と呼ばれる、2人の感覚をすべて共有し超強化できるシステムがあるのだが、これに付随する呼称がいい。「カップラー」「アクセプション」「プロポージング」…。合コンかよ!と言いたくなるような言葉の数々だが、本人たちはいたってまじめである。このセンスがたまらないんですよね。ナイスカップリング!
オーバーマン キングゲイナー
ガンダムで有名な富野由悠季氏の監督作で、「白富野」に分類される作品。白富野という未知の単語が出てきて混乱していると思うが、要は明るい作品ということだ。
その明るさはOPにも表れており、敵も味方も関係なく踊りまくる「キングゲイナーダンス」はあまりにも有名。知ってる人とカラオケで歌えば盛り上がること間違いなしだ。
本編でも完全な悪役といえる人間はおらず、敵であっても憎めないキャラクターばかり。そうした個性豊かなキャラクター達が大きな魅力となっている。もちろん、戦闘描写も素晴らしい。序盤の大きな見どころは、3話での雪上の闘いだろう。
触った物の時を止めるオーバースキル(超能力)を持つ敵が出てくるのだが、この時止め描写がたまらなくいい。放たれた弾丸の軌跡が「時が止まった」とわかるアニメらしい演出で映し出されるのが見ていて楽しい。
時を止めるという能力に対し、「雪を飛ばして視界を鈍らせ、自分のロボットの形を模した雪を飛ばすことで本物と勘違いをさせ、その隙に弾丸を放つ」という、雪上というロケーションを最大限に生かした描写には感服するほかない。この素晴らしいアニメーションを見たいなら、今すぐキングゲイナーの世界にエクソダス(移住)すべきだ。
無限のリヴァイアス
なにが無限なのかはわからないが、サンライズロボアニメの中でも異彩を放っているのがこの作品。監督・脚本は「スクライド」の谷口悟朗と黒田洋介。当然熱い作品だと思うかもしれないが、そうではない。この作品の肝は「人間関係」だ。
頼れる大人がいない中、数百人の子供だけで宇宙を漂流する。この異常な閉鎖空間が徐々に艦員を狂わせ、不安によって秩序が乱れていく…。
物語序盤では仲が良かった者同士が、終盤では壮絶な仲違いをしていたり、主人公と仲良くしていた女の子が殺しにかかってきたり…といった具合だ。艦長も艦内の空気に応じて交代していき、まるで政権交代の様相を呈している。
だが、最終回では救いもある。「俺たちに、救いはいらない」とは本作のキャッチコピーだが、報われてよかった。これは、辛く苦しい彼らの物語を見届けたからこそ心からそう感じることが出来る。みんなも是非、この「無限のリヴァイアス」という作品に乗艦してみてほしい。
さて、ガンダム以外のロボアニメで気に入るものはあったでしょうか。身構えず、気になった作品から気軽に見ていただければ幸いです。