配信開始から1週間ほど経ち、ある程度の評価が固まってきたDD。そんな中、電ファミニコゲーマーさんが「共感しまくれる」レビュー記事を書いていたのでご紹介。
奈須きのこ×寺田Pの対談企画といい、電ファミさんはいい仕事しすぎだよね。
最新の”スパロボ”がスマホで登場! 大丈夫、今回は本当にスパロボです。【レビュー:スーパーロボット大戦DD】https://t.co/1CoPHCReJT pic.twitter.com/hkW0spzSR2
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2019年9月3日
CC、スパクロとは違う「忠実なスパロボ」
クロスオメガは『チェインクロニクル』のアレンジで、Card Chronicleはモバゲーらしいカードソシャゲでした。
しかし今作は、やはりソーシャルゲームではありますが、ちゃんと「スパロボ」しています。
各アニメのストーリーを融合させたシリアスで本格派のシナリオ、ターン制の戦略シミュレーションのバトルシーン、ストーリー展開を重視したステージ演出、そしてハデでかっこいい戦闘ムービー。
最新のスパロボが、かなり忠実な形でスマホにやって来ています。
まず挙げているのが、DDは「これまでのソシャゲ版スパロボとは違う」という点。CCはカードバトル、スパクロはラインディフェンスと戦闘システムが本家とは異なっていました。
DDの場合は、本家同様にマス目のユニットを動かすシミュレーション形式。この点で、DDは「本家を忠実にアプリ化したスパロボ」と言えます。
大きな不満「通常攻撃1種問題」
各ロボットは通常攻撃ひとつ、必殺技をひとつ持っていて、必殺技は(入手していれば)入れ替えできますが、通常攻撃は固定。
普段は通常攻撃を使うのですから、それがひとつしかないおかげで、ロボットの個性があまり再現されておらず、なにより攻撃シーンが単調。
命中率と回避率を武器選択で調整する、スパロボらしさもありません。
やっぱみんな不満に思ってた「通常攻撃1種問題」
仕方ないんだけど、DDは通常攻撃と必殺技が各1種類しか1マップで見れません。スパロボの華である戦闘アニメのバリエーションが乏しいというのは残念な話です。
しかも、必殺技の使用には制限があるため基本は通常攻撃のみ。単調で動きの少ない通常攻撃を毎回見るわけもなく…。
さらにいえば、敵との距離や命中率に応じて武装を考える楽しさも無くなってしまうため、単調さに拍車がかかります。
SSR、必殺技かサポートか問題
加えてSSRが出ても、支援パーツの場合が多い。
ロボットにはメインパーツひとつと、複数のサブパーツをセットできるのですが、サブパーツはステータスへの影響が15%しかなく、SSRをセットしてもそれほど強くならない。
このゲーム、SSRに2種類あるんですよね。1つが、ユニットの必殺技。もう1つが、ユニットに支援効果を付与するサポートキャラ。
問題なのは、この2種類が同じガチャに入ってることなんですよ。どういうことかというと、戦力アップという面で大きな差があるんです。
サポートよりも、直接ユニットを強化できる必殺技のほうが戦力アップに繋がる。やっとSSRが出た!と思っても、サポートキャラだとちょっとガックリくるわけです。
これは、FGOのサーヴァントと概念礼装で考えてもらうとわかりやすいかと思います。同じ星5でも違うじゃないですか、やっぱり。
「スパロボ」してるスパロボ
色々と難点も言いましたが、それでもスマホで「ちゃんと”スパロボ”しているスパロボ」が出たことは画期的であり、ファンとしては非常に嬉しくあります。
名前だけの「スパロボ」や「Gジェネ」をスマホで何度も見ていたため、今作も期待していなかったのですが、しっかりスパロボの魅力が踏襲されています。
名前だけのスパロボっていうのは、CCやスパクロのことなんでしょうね。ここだけはあまり共感できないポイントでした。というのも「古今東西のロボアニメが一堂に会し、世界観ごとクロスオーバーし力を合わせ悪と戦う」のがスパロボだと思っているからです。
その点でいえば、CCもスパクロも立派なスパロボ。まあ、このライターさんが言ってるのは戦闘シーンなどの視覚的な部分だと思いますしわかるんですが。