手軽に遊べるスパロボ!を押し出しているスパロボDDですが、プレイしていると「手軽なスパロボってなんだろう」という気持ちになってきたので、「スパロボのアプリにおける手軽さ」というものを考えてみました。
戦闘がすぐ終わる
戦闘がすぐに終わるってのは手軽さの重要な要素です。スマホでサクッと遊びたいのに、1マップ5分も10分もかかるのは論外。操作が多いのも論外。とにかく面倒なこと抜きで遊びたい。
これが本格シミュレーションゲームなら話は別ですよ?でもこれはスパロボです。本家ですらそこまで戦略性の高いゲームじゃないのに、スマホならなおさら。オートでサクサク終わればいい。
DDはこの辺りがダメで、敵が強いのでシナリオを進めるだけでも結構めんどうです。オート機能がありますが、強制出撃があるし、敵の攻撃が強いから適当にやってると強制出撃が落ちてゲームオーバーになっちゃう。
本家のスパロボなら各種戦闘アニメを楽しむって考えもあるでしょうが、DDの場合は通常技1種と必殺技1種しか見れません。しかも、必殺技は制限があるから基本は通常技になるわけだが、1種類しかないからだいたい飛ばす。となると、特に面白みがない。
従来のシミュレーション形式にしたことで
「ユニットの移動→攻撃対象の選択→攻撃→ダメージ表示」という4工程がバトルで発生し、手間です。戦闘の難易度まで本家を参考にしてしまっている節があり、早くシナリオを見たいのに、戦闘パートが長くてダルい…という状況を生み出してしまっています。ここが噛み合わない。
そんなDDをプレイして気付いたのが、スパクロの戦闘の速さ。シナリオを見たいだけなら、フルオートにしておけば1マップ1分もかかりません。勝手に動いて勝手に倒す。非常に楽。
「戦闘なんかどうでもいい!早くシナリオを見せろ!」という人間にとってこれはありがたい。まさかDDをプレイしてスパクロの魅力を再発見することになるとは思いませんでしたがね。
シナリオが短い
あくまで「手軽」という面で考えると、シナリオは短い方がいいでしょうね。本家だと1シーンが長いと10分越えなんてありますけど、スマホでそれはちと長い。隙間時間でやってんだから、長くて5分くらいで終わってくれないと困るし、全然手軽じゃない。電車の乗り換えとかあったらどうすんのさ。
もちろん、ただ短いだけではダメです。スパロボならではのクロスオーバーをしっかり見せることで、手軽さとシナリオの濃さを両立させる必要がある。このバランスは難しいかと思いますが、少なくとも私がプレイしているワールド4は良いバランスだと思います。
話のテンポは速いし、テキストが全体的に短めだけどインパクトはある。例えば、火星独立を目指すクーデリアを見て学園の独立宣言を決めたショーコや、「革命・暗躍」繋がりのエルエルフとマクギリス、オルガ全般。手軽なのに濃い。このバランスがいいです。
クーデリアの火星独立プランを聞いて学園を独立国家にする決意をするショーコ、いいクロスオーバーだよね。革命つながりのエルエルフとマクギリスもいい絡みだし、地球に行きたいだけのオルガはその辺のイザコザに巻き込まれてかわいそう pic.twitter.com/Ju6teW2oCq
— なかおに@スパロボ道 (@become_onigiri) 2019年8月25日
余計な画面遷移がない
これ、スパロボDDをやっててかなり気になりました。スパロボの流れって
「会話パート→戦闘パート→会話パート」です。これがスムーズに、途中で余計な画面を挟まずに行われる。これはスパクロも同様。だけど、DDはやっちまった。
シナリオパートと戦闘パートを完全に分離していて、一方をクリアすると一旦インターミッション画面に遷移し、そこからまた次のパートを選択する。非常にめんどくさい。しかも、そのシナリオパートが1分にも満たない長さだったりするともうダルさがマックス。それくらい戦闘パートの後に入れとけよ…ってなります。
まとめ
最後に手軽なスパロボとは何かまとめると
・戦闘がめんどくさくなく、すぐ終わる
・隙間時間に遊べるくらいシナリオが短い
・余計な画面遷移がない
こうしてみると、スパクロって案外理想のアプリ版スパロボなのかも…?DDにもこの辺を見習ってほしいですね。