GWもあとわずか。今日はクロボンの感想です。
海賊祭り
今作は海賊が多いということで(クロボン、アルゴ、ハーロック)、海賊たちが顔見知りという設定だったのはベタながら良かったです。ただ、この海賊絡みは、囚人を開放するために集まった回くらいしか目立ってなかったのでもうちょっとなんかほしかったですね。
エピローグでハーロックに乗艦を誘われていたトビアが「自分なりの海賊をする」と言って断るのは、まさしく「自由」を重んじる海賊らしくて好きです。
鋼鉄の7人
アムロ、カミーユ、ジュドー、ハマーン、シャアの5名を加えたスパロボ独自の鋼鉄の7人展開がありました。私はクロボン原作は未見なので実際の展開はわからないのですが、これは熱くて燃えました。
まず、役割分担をMSが担わなければいけない理由付けが良かったです。ブラックサレナやゲッターは突破力があるけど包囲されると敵わない、だから小回りの利くMSじゃなければいけない。多種多様なロボットが存在する自軍の中で、一応なりともMSを起用する理由付けがされていたのは好印象です。
その役割の中でも、ファンネル持ちが敵をかく乱、ZZが一点突破で道を開くなど、作戦の流れが明確になっていたのもアツいですね。頭の中でその光景を想像できるのは大きい。実際のシナリオでも、アムロが司令塔となってMAP演出を用いながらコンビネーションを見せてくれるのは没入感があって良かったです。
そして、シャア。あと一歩…あと一手が足りない…という時に現れたシャアは、ベタながら興奮する展開でした。いくつになっても、ピンチに現れるライバルキャラというのは良いものです。
全体での影は薄め
海賊同士の絡みと鋼鉄の7人はあったものの、全体を通してみれば空気気味でした。Xでもいるだけでしたし、この扱いに不満を持っている人は多いでしょうね。Vでの扱いがピークで、そこからはとりあえずいますって感じ。久々に復帰したと思ったら全然原作再現なしですからね。ファンの求めるものとのギャップが激しいです。
参戦が続くものの扱いには不満の多いクロボン。素材はある程度あるので、次参戦するときには原作再現をお願いしたいものです。