だいぶ出遅れましたが例の対談への所感でも。やっぱそうだよねー、と思う内容が多かったですね。
元記事
『シンカリオン』×『スパロボ』鼎談!改めて考えるロボットアニメの面白さと『シンカリオン』の重要性
シンカリオンのスパロボ参戦は難しい
スパロボの収録中に「今後出るんですか?」と声優さんから聞かれることもあるというシンカリオン(どこの司令長ですかねぇ…)ですが、寺田P的には「扱いづらい」タイトルだとか。
その理由として下記を挙げています。
・日本の新幹線ありきの物語
・戦闘アニメの負担
どちらもわかりやすい理由ですね。同じ新幹線ロボということでマイトガインと比較されることもありますが、「現実の鉄道会社と密接に関わっている」という点でシンカリオンのスパロボ参戦は難しい。JR各社でレギュレーションが異なり、例えば空を飛べないとか、現場急行するにも制限速度を守らないといけないとか、厳密な規定があります。
マイトガインの場合は、地球の裏側からでも穴掘って現場に急行しちゃいますが、シンカリオンはそうもいかない。あっちこっち舞台が変わるスパロボでは、これは難点となります。
スパロボはロボアニメのカタログ
スパロボには、知らない作品に触れてもらうきっかけという側面がある、と話されています。これは本当にその通りだと思っていて、私自身がそう。グレンラガンのゲームを探しているときにスパロボに出会い、気付けば沼にハマってブログまで書くことに…と、自分語りはおいといて。
カタログといっても、ゲームに登場させられる数には限界があるし、世代の幅も広がっている、ともおっしゃっています。増え続けるロボアニメに対してスパロボの供給量は追いつかないし、絶対数が拡大してるから参戦希望も幅広く増え続ける。新規だけでも詰まってるのに、復活参戦や未参戦の作品も含めればとんでもないことです。
その受けきれない要望を拾い上げるのがスパクロやDDといったアプリの役割なのかな、とは思いますが。本家じゃないにしろ、ユーザーの声を拾って形にしてもらえるのはありがたい話で。
世代別スパロボ
年齢層の広がりがファンを多様化させている、という話の中で「新しい作品は知ってるけど古い作品は知らない。逆も然り」という現象が起きていると話されています。そりゃそうだよね。例えば、スパロボTだと、最古参のトライダー(1980年)~最新作のマジンガーz/infinity(2018年)まで40年近く空いてるわけですから。
まあマジンガーは昭和から続く系譜の新作ですが、20代で楽園追放を好きな人がトライダーを知ってるかと言われると違うよね、と。
そんな中で、各世代に向けたスパロボがあってもいいんじゃね?と話されています。以前の生スパちゃんで登場した「真スパ」のようなものですね。これとは別に、低年齢層向けのロボ物も作ってみたいと思ってるそうな。ここのところ、世代別スパロボの話をしまくってますし、ほんとに作りたいんでしょうね。
DDである程度実現してるとはいえ、結局どのワールドも一つに集約されるわけだし。やっぱり、ビジネス的なことを考えると厳しいんでしょうね。アプリゲーの課金者には30代以降の方が多いと聞きますし、古めの作品はアプリゲーのほうが(ビジネス的に)相性いいのかもしれません。