最近のスパロボの定番となってきたサウンドエディションに収録される曲の傾向を調べて考察してみました。(新作が発表され次第追記する予定です)
スパロボVの収録曲
まず、初めて採用されたVの収録曲を見てみましょう。
全体的にOPなどボーカル曲の採用が目立ちます。
元のBGMが少なく、ボーカル曲のないクロスボーンガンダム・閃光のハサウェイは1曲も収録されていません。
また、ガンダムOOやナデシコは劇場版名義での参戦になっていますが、TV版のOPも収録されています。
「翼をください」のように、イベントを盛り上げるために採用されたであろう曲もあります。
スパロボXの収録曲
次はXです
Vのナデシコ同様、ガンダムWもTV版のOPが採用されています。好評だったのでしょうか?少なくとも私は「just wild beat communication 雨に打たれながらプレイ」していました(長い)
前作から引き続き参戦している作品は、戦闘向きではない、しっとりとした曲を採用していたりします。(ガンダムZZなど)確かプルツーとの和解シーンで流れたはずです。
また、マイトガイン・ナディアでは敵側専用BGMが採用されているのもポイントです。
選曲とは関係ありませんが、Xから収録曲に限りBGMの再生地点(イントロorサビ)を選べるようになったのはいい変化だと思います。「好きだけど、盛り上がる頃には戦闘アニメ終わってんだよなぁ」という曲にはもってこいです。(マークザイン、お前のことだぞ)
傾向
これら2作から、BGMを効果的に使って戦闘アニメだけでなくシナリオへの没入感を高めようとしている節があると思います。また、通常盤では優先度が低いマニアックな選曲をしたり、戦闘・シナリオ両面であまり使い道のなさそうな曲もチョイスしています。この辺はディープなプレイヤーが自分でカスサンするような気もするので、シナリオに沿った選曲をしてくれると個人的には嬉しいです。
こうした変化球BGMは、前作であった曲にそのまま追加しているというわけではなく、その分を削って収録しています。そのため、定番曲が犠牲になるという現象が起きてしまっています。
例えば、せっかくアニメーションで合体シーンが再現されたグレートマイトガインもBGMがボーカルなしになってしまい、ちょっともったいない部分がありました。
全体の曲数に上限が決まっている以上仕方ないとは思いますが、しっかりと定番を押さえた上で変わり種を入れて欲しいところです。
(こうなるとマクロスが参戦した時大変なことになりそうですね…。マクロスとの相性は抜群なのですが、1作品で5、6曲持っていきそう笑)
まとめ:今後も定番曲を中心に、敵専用曲など「限定版ならではの体験」ができそう!
各作品のOPはもちろん、通常盤では収録できない敵側専用BGMの採用でより没入感の高い、ワンランク上のプレイ体験ができそうです。今後のスパロボでもスタンダードになって欲しいところです。