最近のスパロボは使い回しばっか!もっとマジェプリとかアルドノアとかヴヴヴとか出せ!同じ作品ばっか出してるから売り上げが落ちるんだ!
そんな声をtwitterでよく見かけます。お気持ち、よくわかります。アルドノアなんかは、火星設定で鉄血との相性も良さそうです。
ですが、結論から言うと、次の新作スパロボにはマジェプリ等参戦が期待される10年代ロボアニメは(鉄血やマジンガーを除いて)出ないと予想しています。
参戦作品の流用
私も、スパロボXの初報は正直萎えました。いくらなんでも使い回しが多すぎる、新規も4作だけで新鮮味が足りないと。スパロボ大好きな私ですら思うのですから、毎作やるわけじゃないライトな人たちにとってはなおさらでしょう。
Xは参戦作品21(TV版と劇場版で分かれているグレンラガン等をひとまとめにして計算)に対し、3z、vからの流用が12と約半分を占めています。これでは既視感が強くマンネリを感じるのも仕方ないでしょう。
その結果、スパロボが出たら買う!という熱心な固定ファン以外が抜けて売り上げが大きく落ちたのではないかと思っています。
となれば、参戦作品の大幅リニューアルをし、シリーズ全体のメンテナンスが必要です。しかし、今のスパロボにはその体力がない。
だからこそ、3zの資産を活用してV・Xと比較的低予算・短サイクルでBBが新作を出しているのでしょう。そして次作も、おそらく同じ流れだと思います。
ただ、このままでは売り上げは落ち続ける一方でシリーズ存亡の危機でしょう。そこで、参戦作品や戦闘アニメを一新するためにBB製は2年~3年ほど開けるのではないか、と考えています。
若年層に請求力のありそうな作品(アルドノアやヴヴヴ、マジェプリなど)は開発体制の整った新生スパロボまで温存して、一気にシリーズの底上げ(新規層獲得という意味で)を図るんじゃないかという予想です。
※9/4追記 スパロボV・X・T3部作
「使えるリソースを流用して短スパンで新作を出す」という試みをした単発3部作。2年の開発期間があったVはともかく、1年スパンのX・Tはそれぞれ新規が4作品。ナディアのように味方ユニットが少なく済む戦艦枠や、話題性があってかつ戦闘アニメ負担が少ないビバップなど新規作品の選定も戦闘アニメの負担が少ないものをチョイスしている印象があります。
スパロボTなんて、レイアースを除いた新規3作品の合計ユニット数が4ですからね。おったまげ。それを考えると、ユニット数も戦闘アニメの負担も大きいマジェプリやヴヴヴの本家参戦は厳しいように感じます。
ただ、マジェプリは3Dスパロボに参戦する可能性が高いと踏んでいます。
逆に、味方ユニットの戦闘アニメ負担が少なそうでスパクロ・DDにも参戦していないアルドノアは本家参戦の可能性が高まったんじゃないかなと思っています。舞台が火星ということで他作品と絡ませやすいですし、ハイパーゲートやヘブンズフォールもクロスさせやすい設定です。
※3/27追記 鉄血とヴヴヴ
期間限定のマジェプリはともかく、本家スパロボに近いフォーマットのDDにヴヴヴが参戦しましたね。鉄血もこちらに参戦となり、10年代の中でも話題性の高い分割作品がここで共演する形となりました。
鉄血などはスパロボTと意図的に参戦作品を分けた、と寺田Pが話してましたし、本家にくるのは遅くなりそうです。ただ、個人的には鉄血とヴヴヴがアプリであるDDに参戦したのはグッドだと思います。
というのも、この2作は良くも悪くも「話題性が高く、SNS映えする」作品だからです。止まるんじゃねえぞ…に代表されるオルガ人気は言うに及ばず、ヴヴヴもEDテーマ「僕じゃない」になぞらえてニコニコで盛り上がっていました。
多分、こういうので盛り上がる層ってスパロボのメインユーザーからは外れた若年層で、そうなると高いお金を払って家庭用のスパロボを買うかは正直微妙。
しかし、基本無料のアプリならば気軽に手に取れますし、ゲーム画面のスクショをTwitterに乗せることによる拡散効果も期待できます。
なので、ここでスパロボ特有のはちゃめちゃな世界観を押し出せれば今までスパロボに触れてこなかった層にも一気に面白さが伝わるんじゃないか?と思うのですよ。
…っと、話が脱線しすぎですかね。
復活のためのスケジュール
ではその間の供給はどうするのか。エーアイ(任天堂系列のスパロボを担当)とさざなみ(3Dスパロボの担当)そしてOGが埋めるのではないかと思います。具体的なスケジュールは以下を想定しています。
2019年BB次作
↓
2020年OG、さざなみ新作
↓
2021年エーアイ新作
↓
2022年BB新作
版権スパロボが年1じゃ少ないと思われるかもしれません。ですが、年に何本も同名タイトルの新作が出ている今までがおかしかっただけです。これくらいが適正かと思います。
なんでその年に新作が出ると思ってるの?と疑問があるかと思います。BBについては前述の通りですので、エーアイから。
エーアイ
エーアイは2018年5月31日に発売されたフルメタのゲームを開発していました。
L;2010年11月25日
↓2年3ヶ月
UX;2013年3月14日
↓2年5ヶ月
BX;2015年8月20日
↓2年9ヶ月
フルメタ;2018年5月31日
となっています。ここから読み取れるのは、エーアイのスパロボ 関連作を開発するペースはおよそ2年半~3年だということです。
すると次のエーアイスパロボは2021年が妥当ではないでしょうか。
さざなみ(3D スパロボ)
次にさざなみです。さざなみもフルメタの制作に関わっています。さざなみがリリースしたスパロボは2013年のOEが最後になっています。こちらの新作は2020年ではないかと思います。というのも、フルメタのゲームではスパクロの3Dモデルをブラッシュアップして活用しているように見えるからです。
ただでさえリソースの少ないスパロボですから、各制作会社で使えるものはお互いに活用すべきでしょう。BBスパロボの立ち絵をスパクロが使っていたり、その逆もあったり。また、フルメタとスパロボで立ち絵が共通しているものもあります。
フルメタのゲームは、3Dスパロボの実験的意味合いもあったんじゃないかと思っています。本来エーアイ・さざなみのターンだったのをBBが1年ペースで新作を出している影響で一回休みにした、その間にフルメタで実験を兼ねていたんじゃないかと。
とすれば、さざなみの次が出るまではそう長くない、20年ごろに出るんじゃないでしょうか。
トーセ(OG)
最後にOG
OGはナンバリングタイトルが4年間隔で出ていますので、前作MDから4年後の20年に出るんじゃないかと予想しています。
そして22年、満を持して大幅リニューアルした新生スパロボが出ると予想しています。ここで参戦有力10年代ロボアニメを大放出して新規層を獲得したい、そのために今は控えているのではないかという予想でした。