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不満は多いが印象的なTHE QUIETMAN 1周目の感想

f:id:nakaoni:20181107131009j:plainスクエニさんから発売されたクワイエットマンをクリアしました。主人公が難聴という設定で、音・字幕による情報伝達がないことを売りにした野心的なゲームでして、個人的に楽しみにしていました。

直感的なUI

操作方法からしてチュートリアルなし。オプションボタンを押すと操作マニュアルが観れるのですが、こちらも文字がない徹底っぷり。マニュアルを開いた状態で各ボタンを押すと、そのボタンがどのようなアクションを引き起こすのかネオンサインで直感的に教えてくれます。これは独特のアプローチで、新鮮かつ面白かったです。

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直感的かつ世界観を反映したUIがgood

アクションは単調

出来ることは弱攻撃・強攻撃・掴み・カウンターくらいです。雑魚相手には適当に殴ってるだけで勝てます。ただ、囲まれた時にはカウンターを使っていかないと一気にやられます。デイン君、結構脆いのよ。

ボス戦ではこちら側の攻撃がほとんどガードされてしまうので、カウンターを軸に戦っていく必要があります。そのため、必然的に守りのプレイになってしまいつまらない。カウンター成功後は攻撃が通るようになるので、カウンター→殴る→カウンター→殴るのループとなり、単調でつまらない。

アクションは単調ですが、フォーカスモードやカウンターの演出はカッコいいです。

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フォーカスアクションはカッコよく、必見です

チェックポイントが不親切

戦闘が単調なので連続してプレイするのが苦痛になるのですが、途中でやめようにもどこでセーブしているのかわからない。カットシーンや一部戦闘の合間に、いかにもオートセーブしてますよって画面が表示されるのですが、どうもそうではないらしい。ボス戦の後にこの画面が表示され次の場面に移ったので、キリがいいしここで一回終わろう、とゲームを終了したのですが、次に起動した時にはボス戦よりもだいぶ前のカットシーンから始まってしまいました。およそ3時間のゲームプレイで、チェックポイントは6つほどしかない。

中途半端な配分

実写パートとゲームパートのバランスが悪いです。実写とゲームパートの割合が7;3くらい。しかも実写パートは声がない上に長いので何をやってるのかさっぱりわからない。考察して楽しんでね、ということなのでしょうが、さすがに情報量なさすぎて苦痛です。やっとゲームパートになったと思えば、モブ敵を単調なアクションで倒していく作業。

意外な展開

終盤は急にも思える意外な展開があります。ここで主人公であるデインが超強化されるのですが、そのビジュアルとアクションがとてもかっこいい。…のですが、その直後の雑魚戦が無駄に長く、ダレます。超強くなったデインくんで無双してね!という意図だと思いますが、できるアクションが多くないので単調ですし、盛り上がった気分が落ちてしまった。

総評

ゲームとして面白いかと聞かれれば、正直面白くないです。ですが、好きか嫌いかで言ったら好き。とても不便で、ストレスのたまるゲームだと思います。ですが、プロデューサーの言っていた「言葉は魅力的だが、それにとらわれすぎている」というのがこのゲームを通じてよく理解できたし、そういう意味でクワイエットマンは私にとって深く印象に残る一本になったと思います。野心的かつ斬新なコンセプト、圧倒的ビジュアル、ラストシーンの美しい歌。

2000円の価値は感じました。真実が明らかになる2周目も楽しみに待ちたいと思います。

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