先日、スパロボの戦闘アニメ流用についてこんなツイートをしました。
そろそろスパロボの戦闘アニメ流用を手抜きって批判する風潮やめてほしいよね。
流用出来るところは流用して、その分を新規の戦闘アニメに費やしたり、濃密なクロスオーバーを見せてくれてるわけで。
貯まった資産を活用して新たな価値を提供することを手抜きとは言わない。 pic.twitter.com/j8oYmZztt8
— スパロボ道@スパロボブログ (@become_onigiri) September 29, 2020
そろそろスパロボの戦闘アニメ流用を手抜きって批判する風潮やめてほしいよね。 流用出来るところは流用して、その分を新規の戦闘アニメに費やしたり、濃密なクロスオーバーを見せてくれてるわけで。 貯まった資産を活用して新たな価値を提供することを手抜きとは言わない。
スパロボの戦闘アニメ流用を手抜きとは言わないよねって話なんですが、40RT、80いいね以上されました。
どうやら、この風潮に思うところがあるのは私だけではないようですね。
というわけで、なぜ流用を手抜きだと思わないのか、むしろメリットとなり得る理由を大きく分けて2つ話していきます。
短スパンでの新作リリース
まず一つ目は、戦闘アニメの流用によって短スパンでの新作リリースが可能になるからです。
例えば、参戦作品が24あったとしましょう。
各参戦作品の戦闘アニメを完成させるのに1か月かかるとします。
すべて新規で作るとなれば、1×24で24か月かかります。
一方、参戦作品の1/2を流用したとしましょう。
新規で戦闘アニメを作るのにかかる日数は1×12で12か月です。
これを年換算すると次のようになります。
ポイント
・24か月:2年
・12か月:1年
換算するまでもなかったですが、1年も差が開くわけです。
スパロボV、スパロボX、スパロボTはいずれも過去作からの機体流用率が50%を超えていて、特に1年間隔リリースになったX、Tは60%を超えています。
また、新規機体数は2年の開発期間があったVが100、1年間隔のX,Tはそれぞれ60~70と3割ほど減っていることがわかります。

左から順にV,X,T
参考
スパロボV
発売日:2017年2月23日
前作発売日:2015年4月2日
流用率:57%
前作からの間隔:2年1か月
参考
スパロボX
発売日:2018年3月29日
前作発売日:2017年2月23日
流用率:65%
前作からの間隔:1年1か月
参考
スパロボT
発売日:2019年3月20日
前作発売日:2018年3月29日
流用率:61%
前作からの間隔:1年
当然ですが、開発期間が長ければ新規機体数も増えます。
機体数を優先して発売まで時間をかけるか、発売間隔を優先して機体数を妥協するか。
こればかりはどちらかしか選べないので難しいところです。
当然ながら開発期間が長いほうが新規機体数も多い
■スパロボV
開発期間:2年
新規機体:103機体■スパロボX
開発期間:1年
新規機体:68機体■スパロボV
開発期間:1年
新規機体:62機体— スパロボ道@スパロボブログ (@become_onigiri) October 3, 2020
参戦作品の幅が広がる
戦闘アニメを流用する=過去に参戦した作品を低コストで参戦させられるということです。
なので、流用できる戦闘アニメが増えれば増えるほど、参戦作品の幅が広がります。
そして、参戦作品の幅が広がるということは、クロスオーバーの幅が広がることを意味します。
例えば、スパロボTのナデシコはどうでしょう。
ユーザー人気の高さから参戦したという側面は大きいと思いますが、スパロボTはGガンやガガガといった戦闘アニメカロリーの高い作品も参戦しています。
もし、スパロボVで戦闘アニメが作られていなかったら、参戦を見送られていたかもしれません。
そうなれば、ユリカ救出時のガンソとの素晴らしいクロスオーバーは生まれていなかったでしょう。
スパロボTのナデシコ、ドモンやスパイク達の「嫁さん・恋人で辛い思いをした面々」がユリカの元を去ろうとするアキトを引き留める展開それだけで最高なんだけど、特にヴァンの「そいつはお前のタキシードだろ?花嫁を迎えに行くための」は思わず涙が溢れてしまいましたね… pic.twitter.com/ZGq9OQElpY
— スパロボ道@スパロボブログ (@become_onigiri) August 30, 2020
このように、流用したことによって新しい価値が提供されているので、流用を一概に手抜きと言うことはできません。
とはいえ、すべての戦闘アニメが新規で作られたスパロボも見てみたいですけどね…(^^)
■関連記事
-
-
スパロボの戦闘アニメ流用は手抜き…なわけない!
続きを見る
■はじめての方におすすめの記事