グリッドマンユニバースも控えてるしせっかく映画館で見れるならと思って公開終了ギリギリに駆け込みで行ってきました。
まず良かったところは、やっぱり大きな画面であのかっこいい戦闘シーンを見れたことかな。
TV版の時点で作画が良く演出のクオリティが高かったから劇場の大スクリーンに映しても違和感なし。
個人的に楽しみにしていたのはアカネ君なんだけど、2時間という尺の中でもエチエチな描写は極力省かず見せてくれていましたね。
水着もバッチリでした。
まあ、全体を通して良かったなと思うところはこんな感じです。
逆に微妙だなと思ったのは物語の進行に合わせてサブタイトルが表示されること。
総集編なんだからTV版の内容がダイジェストになっただけでそれ以上でも以下でもないのは当然なんだけど、10〜20分に1回「第1回 覚・醒」 みたいに表示されちゃうと虚無感がすごいというか、ほんとにTV版の各話の尺を圧縮して垂れ流してる感が強くてイマイチだったね。
各話の繫がりを自然にするみたいな工夫も感じなくて、1話から最終話までが淡々と進行していく感じ。グールギラスの首くらい各話のつながりが脆い。
劇場版グリッドマンとして1本の魅力的な映像作品になっていればよかったんだけど、上述の通り各話をぶつ切りダイジェストにしてツギハギしただけなのでこれからグリッドマンを見たいという新規にはオススメできないし、かといって新規カットもラスト1分程度のグリッドマンユニバースに繋がると思われるものくらいしか見当たらないから既存ファンも劇場版ならではの魅力を感じられない。
中途半端な作品というか、とりあえず出しました感が強くてよほどのファンじゃない限りあえて見る価値はない。むしろ熱心なファンほどガッカリするレベルで、これなら家でダイジェストされてないTVシリーズを見たほうがいい。
ダイナゼノンの劇場版も見に行こうと思ってたけど、こんな感じなら別にええか、と思ってしまう出来で残念だったなというのが正直な感想。
そもそも総集編に何を期待してたの?って聞かれると別に何かに期待していたわけではないし、じゃあなんで見に来たんだろう?と、ふと冷静になってしまった。
総評としては、お腹が空いてないのにコンビニでパン買って食べたみたいな何とも言えない虚無感だけが残る作品。
冒頭にも書いた通りこの作品唯一の価値は劇場の環境でグリッドマンが見れるという一点に尽きるので、そこに1900円の価値を見出だせるかどうかが全て。俺は無理。
テレビ版はおすすめです。
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