鳥肌が止まらない。
ベターマンはこんなにも凄まじいアニメだったのか…
まず開始30秒で一気に心を惹かれた。
謎の装置に繋がれた美少女、暗い部屋で何かに苦しみ悶え、絶叫するその姿に心を奪われた。
「ああ、このアニメは名作だ」と直感でわかった。
1話全体を通して不気味さが徹底して描かれており、遊園地である「ボトム・ザ・ワールド」のマスコットたちもどこか恐ろしい雰囲気を醸し出している。
モブキャラの顔も黒く塗りつぶされており、どこか異様な空気感が漂っている。
ホラー要素も抜かりはなく、蛍汰が遭遇することになる女性人形は通常ではあり得ない動きをしており、見る側の恐怖を掻き立てられる。
一方で主人公の蛍汰は明るいキャラでバカっぽく、オーバーリアクションや漫画的表現も多用される。
そのおかげで、彼が画面に写っている時はまるでギャグアニメのようなコミカルさになる。
このホラーとコミカルのバランスが非常によく、緊張と緩和が交互にくることで重くなりすぎず、ホラーシーンがより際立つ。
16:9の画面比率も雰囲気が出ていてとても良い。
ヒロインの火乃紀はミステリアスな美少女で、主人公との過去も気になる存在だ。
蛍汰が夢の中で見た火乃紀はいったい何だったのか?
2人の関係が明らかになっていくのが1話の時点で楽しみになっている。
どこか影のあるビジュアルではあるものの、戦闘時はロボットに登場し叫ぶなどロボットアニメらしいキャラクターで親しみがわいた。
太ももに携帯を挟んでいるのもえっちで大好きだ。
覚醒人1号は正直ダサいと思っていたが、全く逆だった。
あの地味なデザインが不思議とカッコよく感じ、とても頼もしく感じた。
謎の人物であるラミアが変身するシーンも印象的で「彼はいったい何者なんだろう?」と思いながら見ているところに「ベターマン…!」とタイトルがき改修されEDに入る。
この流れには鳥肌が立った。
お前がベターマンなのか!という興奮と共に続きが気になってしょうがない引きは非常に完成度が高い1話だと感じた。
「次の夜までサヨヲナラ…」とはいうが、あの引きで次の夜まで待っていられるだろうか?いやない。
火乃紀もえっちだし、2話見るの誘ってるでしょ。
もう俺のリトル覚醒人がビンビンに覚醒してるよ。
とにかく衝撃的作品を見た。
これはマフィア梶田がクリスマスプレゼントとしてBD-BOXを中村悠一にプレゼントするのも納得の作品だ。
まだたった1話しか見ていないが、24話見終わった俺はこう言っているはずだ。
「2021年見てよかったアニメNo.1だ」と。